この記事ではこちらで紹介したカード13・死神「DEATH」について詳しく解説していきます。
13・死神「DEATH」の基本的な意味
◆ 正位置
- 終焉・完了・手放し
- 必然の変化・新たな始まり
- 古い習慣や関係の終了
- 再生の準備・脱皮のような変容
- 成長のための一段階の終了
◆ 逆位置
- 変化を恐れて現状にしがみつく
- 停滞・惰性・未練
- 変わるべき時に変われない状態
- 必要な終わりを避けている
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 急激な変化よりも「ゆっくり整えるべき段階」
- 本当に終わらせるべきものを再確認できるチャンス
- 恐れに気づくことで乗り越える力が養われている
- 小さな変化から準備を始められるタイミング
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 黒い馬に乗った死神(骸骨):不可避な変化、魂の変容
- 白いバラの旗:純粋な再生、終わりと始まりの両立
- 倒れる人々:地位や立場に関係なく訪れる終焉
- 昇る太陽:夜明け、再生、未来への希望
◆ 数字「13」の意味
- 一般には「不吉な数」とされるが、変化と再生の象徴
- 1(始まり)+3(創造)=4(安定)の変容プロセス
- 古いものを壊して新たな基盤を築くエネルギー
仕事運における意味
◆ 正位置
- 古いやり方や職場からの離脱、新たな仕事への道
- 転職・異動・引退などの終わりが新しい始まりに
- 体制や役割の見直し・刷新
- 今の状況が終わることで成長できる
◆ 逆位置
- 不満があるのに辞められない・踏ん切りがつかない
- 惰性で働いていて成長できない
- 変化を避けた結果チャンスを逃す
- 過去の失敗に囚われている
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 本当に終わらせたいのは何か、自分の本音に気づくチャンス
- 少しずつ準備をして、安全な変化へと移行できる段階
- 自分を守りながら変革する方法を模索するタイミング
対人運における意味
◆ 正位置
- 終わりを迎える人間関係
- 距離を置くことでお互いに成長できる関係
- 古いしがらみを断ち切るチャンス
- 新しい人間関係への転機
◆ 逆位置
- 依存的な関係を断ち切れない
- 不健全なつながりに執着
- 表面上は続いていても内面はすでに離れている
- 人間関係の停滞・マンネリ
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 終わりへの恐れを認めることで、新しい関係を築く準備ができる
- ゆっくりとした距離の取り方が必要
- 終わらせずとも「関係の質を変える」方法に気づける
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 関係の終焉・別れ・次のステージへの移行
- 過去の恋を手放すタイミング
- マンネリ打破・劇的な変化
- 気持ちの切り替えによって新たな出会いの準備が整う
◆ 逆位置
- 過去の恋に囚われて前に進めない
- 終わっている関係を惰性で続けている
- 変化を怖れて恋愛が停滞
- 不満を我慢して現状維持
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 手放すのが怖い=まだ本気で向き合いたいという気持ちの表れ
- 自分の中で答えを整理する時間
- 新しい恋に進む前の、心の整理整頓の期間
金運における意味
◆ 正位置
- 古い収入源の終了・支出の見直し
- 財産の再構築・投資の整理
- 無駄遣いをやめて健全な金銭感覚を得る
- 節目のタイミング(退職金・相続・財産の断捨離など)
◆ 逆位置
- 不必要な支出を断ち切れない
- 収支がマンネリ・停滞
- 変わらない生活スタイルが金運の足を引っ張る
- 古い稼ぎ方や資産運用に固執
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 本当に必要な価値とは何かに気づくきっかけ
- 少しずつ無駄を削ぎ落としていける段階
- 金銭感覚のリセットによって未来の財運が開く
「死神」のカードは「終わりは新たな始まり」を象徴します。破壊的に見えて、その実「再生と進化」のための浄化プロセスです。恐れるより、積極的に「手放すこと」が次の豊かさにつながると教えてくれます。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
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