この記事ではこちらで紹介したカード5・法王「THE HIEROPHANT」について詳しく解説していきます。
5・法王「THE HIEROPHANT」の基本的な意味
◆ 正位置
- 慣習・伝統・道徳
- 知識・精神性の継承
- 教え導く・信頼される存在
- 専門家や権威からの助言
- 精神的安定と成長
- 正統な選択・倫理的判断
◆ 逆位置
- 固定観念・形式主義
- 偽善・権威の乱用
- 非伝統的な価値観
- 精神性の欠如・迷信への依存
- 教えや助言がしっくりこない
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 既成概念から自由になるチャンス
- 型破りなやり方で自分らしさを追求できる
- 他人に頼らず、自分の「内なる声」を信じるきっかけ
- 「伝統」を見直して本当に必要な教えを選び取れる
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフとその意味

- 教皇の衣装と冠:精神的・宗教的権威
- 2本の柱:物質と精神のバランス(正義と慈悲)
- 信者2人:教えを受ける人々、師弟関係
- 三重の杖(司教杖):三位一体・地水火の支配
- 2本の鍵:秘密の知識・霊的な扉を開く鍵
◆ 数字「5」の意味
- 変化・挑戦・学び
- 困難を通しての成長
- 調和への転換点
- 「4=安定」から次のステージへの突破口
仕事運における意味
◆ 正位置
- 信頼できる上司や先輩からの支援
- 教育・福祉・宗教・法律・カウンセリングなどの職業に適性
- 組織の中でルールを守ることが成功の鍵
- 専門的知識や資格を活かす
◆ 逆位置
- 固定化された考え方が成長を妨げる
- 伝統やルールに縛られすぎる
- 誤った助言や虚偽の情報に注意
- 権威に頼りすぎる傾向
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 自分らしい働き方・道を模索するタイミング
- 既存の制度を疑い、より良い方法を見つけるチャンス
- 常識にとらわれずに独自の視点を発揮できる
対人運における意味
◆ 正位置
- 尊敬・信頼に基づく人間関係
- 師弟関係や助言者との出会い
- 精神的なつながりを大切にする関係
- 礼儀正しく安定した交流
◆ 逆位置
- 権威的・形式的な関係がストレスに
- 自分の価値観と合わない相手に従ってしまう
- 表面的なつながりにとどまる
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 自分の価値観を優先し、人間関係を見直すチャンス
- 距離感を整えることで心地よい関係が築ける
- 外からの声ではなく、自分の直感を信じて人付き合いができる
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 真面目で誠実な恋
- 結婚を視野に入れた関係
- 精神的なつながりが深い
- 家族や周囲に認められる恋愛
◆ 逆位置
- 社会的立場に振り回される恋
- 固定観念に縛られた関係性
- 恋愛観の違いが障害に
- 親や周囲の反対がある
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 他人の期待より「本当の自分たちの関係性」を大事にするチャンス
- 「普通の恋」にこだわらず、自分たちらしい愛を築ける
- 精神性よりも感情・直感を大事にすることで関係が深まる
金運における意味
◆ 正位置
- 安定した金運、堅実な収支管理
- 保守的な投資が吉
- 専門家のアドバイスが有効
- 教育費・宗教行事・慈善活動などへの出費が多くなる
◆ 逆位置
- 権威や専門家を信用しすぎて損失
- 保守的すぎてチャンスを逃す
- お金に対する精神的な罪悪感
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 金銭に対する「思い込み」や「教え」を見直せる
- 自分の直感に基づく柔軟なお金の使い方を学ぶ
- 形式や伝統に縛られず、自由な金銭感覚を育てる
「教皇」は**“知恵・伝統・精神性・導き”**を象徴するカードです。人生の選択において「正しい道」「信頼できる導き手」が必要な時に現れやすいカードです。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
また一連の大アルカナ小アルカナのカードについて簡単に紹介している記事はこちらです。