この記事ではこちらで紹介したカード2・女教皇「THE HIGH PRIESTESS」について詳しく解説していきます。
2・女教皇「THE HIGH PRIESTESS」の基本的な意味
◆ 正位置
- 直感・内なる知恵
- 無意識の声に耳を傾ける
- 冷静な判断
- 神秘的な魅力
- 精神性の高まり
- 静観と受容
◆ 逆位置
- 直感の鈍り・迷い
- 情緒不安定
- 思い込み・偏見
- 隠しごと・秘密
- 表面的な理解にとどまる
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 混乱をきっかけに本音に気づける
- 直感を磨く機会
- 表面に現れなかった問題が見えるようになる
- 今は動かず静かに観察する時期
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフとその意味

- スクロール(TORA):秘められた知識・叡智
- 青い衣:冷静さ・精神性
- BとJの柱(ボアズとヤキン):二元性(善悪・陰陽)のバランス
- 月:直感・無意識
- ザクロのカーテン:霊的な世界と現実世界の境界
- 水流:感情・潜在意識の流れ
◆ 数字「2」の意味
- 受容・内面の調和
- 二元性とバランス
- 他者との関係性
- 静けさと観察の力仕事運における意味
◆ 正位置
- 冷静な判断ができる
- 直感が的中しやすい
- 専門職・研究職・教育・スピリチュアル関連に適性
- 秘密を守る、信頼される立場に
◆ 逆位置
- 判断力の低下
- 感情的・優柔不断になりやすい
- 秘密の暴露・情報漏洩に注意
- 他人の意見に流されやすい
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 今は焦らず、内面を整理する時間
- 判断を誤っても、それが学びになる
- 直感を信じ直すことで、状況は好転する
対人運における意味
◆ 正位置
- 深く静かな信頼関係
- 言葉にならないつながり
- 思いやりのある態度が好印象に
- 相手の本心を見抜ける
◆ 逆位置
- 感情の起伏が激しくなる
- 誤解やすれ違い
- 他人に対して閉じこもる傾向
- 秘密主義が対人関係を難しくする
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 感情を整理し、本音で向き合うチャンス
- 距離を置くことで信頼が深まることも
- 一時的な孤独が成長の糧になる
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 精神的に深いつながり
- 慎重で静かな恋の始まり
- 相手を見守る、思いやりのある愛
- 恋愛の進展には時間がかかるが堅実
◆ 逆位置
- 相手の気持ちが見えにくい
- 想いが伝わらない・誤解されやすい
- 嫉妬・束縛傾向
- 恋愛に対して不安定になりがち
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 感情を内観し、自分の本当の気持ちに気づける
- 恋愛に対して自分なりの価値観を築ける
- 「静けさの中にある愛」に目を向ければ関係性が深まる
金運における意味
◆ 正位置
- 情報収集が成功の鍵
- 無駄遣いをしない堅実な運用
- 長期的な貯蓄・投資に向く
- 派手さはないが安定感あり
◆ 逆位置
- 金銭感覚が曖昧になる
- 感情でお金を使いやすい
- 隠れた支出や詐欺に注意
- 情報不足による損失
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 金銭面を見直すタイミング
- 一時の失敗を通じて堅実な管理能力が育つ
- 隠れていた金銭の課題に気づけることで改善へ向かう
「女教皇」は**“静かな力”**を象徴するカードで、動かないことで見えてくる真実がテーマです。今は答えを外に探すより、自分の内なる声に耳を傾けるときかもしれません。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
また一連の大アルカナ小アルカナのカードについて簡単に紹介している記事はこちらです。