この記事ではこちらで紹介したカードペンタクルの4「4 of PENTACLES」について詳しく解説していきます。
ペンタクルの4「4 of PENTACLES」の基本的な意味
◆ 正位置
- 所有・安定・堅実さ
- 手放すことへの恐れ・守りの姿勢
- 節約・貯蓄・財産の保全
- 地位やポジションの確保
◆ 逆位置
- 執着・固執・ケチ
- 手放すことで得られる自由や成長
- 不安から来るコントロール欲求
- 経済的な不安や損失
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 執着や不安から解放されるチャンス
- 必要のないものを手放して軽くなる
- 固定観念や自己防衛からの脱却
- 自由な流れと豊かさへの第一歩
カードに含まれるモチーフ・象徴の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 王冠をかぶる男性がペンタクルを頭・胸・足で押さえている:お金や物への強い執着・守りの姿勢
- 背景にある街:社会とのつながりや孤立
- 動かない姿勢:現状維持への固執、変化への抵抗
◆ 「4」の意味
- 安定・基盤・枠組み
- しかし、過剰になれば停滞や保守性にもつながる
- ペンタクルの4は「守ること」に強く偏る側面あり
仕事運における意味
◆ 正位置
- 現状の仕事に満足・安定を重視
- 保守的だが安定したポジションを維持
- 成果を維持・継続する力
- コンサバティブな経営や方針
◆ 逆位置
- 新しい挑戦や変化への恐れ
- 仕事や肩書に固執して発展しづらい
- 支配的または過度に守りの姿勢
- 組織や環境への過剰な依存
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 新しい分野へのチャレンジが視野に入る
- 今のポジションにしがみつかないことで次のステージへ
- 固定概念を手放すことで本当の安定が見えてくる
対人運における意味
◆ 正位置
- 独占欲や支配的態度が強め
- 閉じた関係性・他人に対する心の壁
- 安定を求めるが、深いつながりに欠けることも
◆ 逆位置
- コントロール欲の暴走
- 他者との関係性に不安や執着がにじむ
- 閉鎖的・排他的な態度で孤立する恐れ
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 人間関係を見直し、依存から自立へ
- 手放すことで新たな信頼関係が築ける
- 「支配」よりも「共有」に価値を置けるようになる
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 独占欲や不安からくる束縛
- 恋人を手放したくない強い気持ち
- 安定した関係を築くが、変化を嫌う傾向
◆ 逆位置
- 執着やコントロールにより関係が不健全に
- 不安が強く、信頼関係が築きにくい
- 表面的な安定にしがみつく
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 執着を手放し、本当に自由で健全な愛へ
- 恐れからくる束縛ではなく、信頼でつながる関係へ移行できる
- 関係のリセットや刷新が良い方向へ働く可能性
金運における意味
◆ 正位置
- お金を守る・貯蓄を重視
- 節約上手・無駄遣いしない
- 安定志向の金運
- 投資よりも保守的な金銭感覚
◆ 逆位置
- お金に対する過剰な不安・執着
- 無駄な出費・金銭トラブルの暗示
- お金をため込むばかりで循環が起きない
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 「手放すこと」が金運改善の鍵
- 無駄を削ぎ落とし、本当に必要な使い方が見えてくる
- お金の流れを良くすることで豊かさを招ける
「ペンタクルの4」は「守る」「執着」「安定」といったテーマを強く持ちます。正位置では地に足のついた堅実さを、逆位置ではその固執が成長を妨げることを教えてくれます。
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