この記事ではこちらで紹介したカードペンタクルの6「6 of PENTACLES」について詳しく解説していきます。
ペンタクルの6「6 of PENTACLES」の基本的な意味
◆ 正位置
- 与えること・受け取ることのバランス
- 援助・施し・支援の循環
- 慈善・寄付・フェアな取引
- 物質的・精神的なバランスの取れた豊かさ
◆ 逆位置
- 不公平・依存関係・一方的な関係
- 施しの裏にある支配・見返りの期待
- 搾取や援助疲れ、援助を受け取れない状態
- 恩着せがましさや自己犠牲
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 与え過ぎ・頼り過ぎに気づくことで、関係が対等に近づく
- 本当の意味での「助け合い」に目覚める
- 偽りの援助を手放し、自立のきっかけとなる
- 自分の価値とリソースを見直す好機
カードに含まれるモチーフ・象徴の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 裕福な人物が天秤を持ち、二人の乞食に施している:富と支援の象徴
- 天秤:公平さ・バランス・正義
- 片方だけに施している描写:支援の偏り、または選択的な援助
◆ 「6」の意味
- 調和・回復・バランス
- 与えることと受け取ることの調和がテーマ
- 数秘では「奉仕」「家庭」「責任」なども示唆
仕事運における意味
◆ 正位置
- 職場での良好な人間関係・支援を得やすい
- 上司や同僚との協力・助け合い
- 公平な報酬・評価の獲得
- 奉仕の姿勢が評価される
◆ 逆位置
- 労働に見合わない報酬や評価
- 上司の不公平・選抜の偏り
- 与えすぎによる疲弊や不満
- 援助を求めても届かない
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 自分の価値に気づき、適正な評価を求める勇気
- 搾取的な環境から脱し、自立や転職への一歩
- 「支援される側」から「支援する側」への変化
対人運における意味
◆ 正位置
- 助け合いやバランスの取れた関係性
- 誰かに頼られる、あるいは支えてもらえる関係
- 信頼に基づいた与える・受け取るの循環
◆ 逆位置
- 一方的な関係・依存・甘え
- 相手に支配される、あるいは自分が支配的になる
- 恩着せがましい態度や見返りの要求
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 関係の見直しにより、対等で健全な人間関係にシフトできる
- 自分の境界線を守ることでストレスの少ない関係へ
- 「与える愛」ではなく「育て合う愛」への目覚め
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 支え合う関係・無償の愛
- パートナーと良好な助け合いができる時
- 思いやりや気配りが恋愛関係を育てる
◆ 逆位置
- 利用されている・尽くしすぎて疲れる
- 見返りを期待してしまう関係
- 相手に依存する・される傾向
- 愛情のバランスが崩れている
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 相手との関係性を再評価することで愛のバランスが整う
- 「与えるだけ」の恋から、自分も大切にされる恋へ
- 真の自立と愛の成熟へと向かう転機
金運における意味
◆ 正位置
- 節度ある支出・収入のバランス
- 寄付や支援、または受ける可能性
- 金銭面での援助や良好な契約
- 豊かさを分かち合うことの幸運
◆ 逆位置
- 不公平な契約や報酬
- 貸し借り・援助でのトラブル
- 無理な支出・依存的な金銭感覚
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 無理な援助や支出を見直す良い機会
- 金銭感覚の立て直しと、自立への道筋
- 真に価値ある使い方への気づき
「ペンタクルの6」は「与える・受け取る」のバランス、つまり健全な循環がテーマのカードです。逆位置ではバランスの崩れを示しますが、それに気づくことでより公平で対等な関係性や生き方を築くチャンスとなります。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
また一連の大アルカナ小アルカナのカードについて簡単に紹介している記事はこちらです。