この記事では小アルカナそれぞれのカードに描かれているものやキーワード、解釈の一例について紹介していきたいと思います。気になるカードがある際にご活用ください。
タロットカード全体の仕組みやキーワードなどは以下の記事で解説しています。
またこちらでは小アルカナに割り振られているスート・ヌーメラル&コートについて書いています。合わせてお読みください。
カードの正位置と逆位置について
物語などに出てくるタロット占いではカードが正位置なら良い/ポジティブな意味、逆位置であれば悪い/ネガティブな意味などというように表現されていることがあるかと思いますが、どうやら正位置=自然/過不足ない状態、逆位置=不自然/不足、または過剰である状態と考えるのがタロット占いをする上でより深い解釈を引き出す捉え方のようです。
これを覚えておくと各カードに与えられたキーワードや意味を得る際、より柔軟な発想をもって解釈に取り入れることができるのではないかと思います。
カード名一覧
文字をクリックすると各カードの解説までジャンプします。
ワンド
カップ
ソード
ペンタクル
ワンドの1(エース)「ACE of WANDS」
正位置
始まり・情熱・活力・創造・発明・可能性・強い意志
逆位置
後退・自信過剰・企画倒れ・欲求不満・退屈・力不足・衰退
雲から出てきた手が1本の棒を握っています。棒から生えた新しい芽は生命力やエネルギーを意味しています。ワンドのエースは新しい始まりの象徴です。
必要な力は既に備わっています。難しいことは考えず、大いなる情熱をもって最初の一歩を進んでください。
ワンドの2「2 of WANDS」
正位置
方向性が定まる・明確な計画を立てる・前進することを選ぶ・居心地の良い場所から離れる・目標・野心・昇進
逆位置
実力不足・自己中心的・準備不足・軽率な行動・困難・無計画・不明確なゴール
地球儀を手にした男性が城壁の上から遠くの海を眺める姿が描かれています。
このカードは既に一定の成功を収めつつも、現状に満足せず更なる高みや目標を目指す新たな方向性や選択を示しています。
あなたのこれまでの実績や培ってきた実力を元に、今後の進展を見定めてみてください。
ワンドの3「3 of WANDS」
正位置
準備完了・協力者・努力・勢い・拡張・模索・発展
逆位置
停滞・無計画・逆境・後退・予期せぬことを期待する・洞察力の欠如・気の迷い
芽の出た3本の棒の刺さった崖の上から赤いマントを羽織った男性が金色の海に行き交う船を眺めています。
このカードは拡張、発展、準備ができるといった意味から今まで培ってきたもの、成果を元に更なる目的を目指して発展していくことを示しています。
海を眺めるように広い視野を持ちながら次の段階への歩みを定め、着実に進んで行くときです。
ワンドの4「4 of WANDS」
正位置
平和・休息・成果を祝う・祝福・門出・繁栄・順調
逆位置
遅延・形だけの関係・曖昧な道標・不安定な基盤・成果の軽視・甘い期待
花束を掲げた二人の人物を奥に、その手前には大きな花や実で飾られた4本の棒が建てられています。背景の屋敷の傍には寛いでいる人々の姿も見られます。
実りを喜びそして仲間たちと和やかに休息をとる様が表すように、今まで努力してきたことが形になり一安心することができるでしょう。今はその喜びを味わい、更なる発展の為に英気を養ってください。
ワンドの5「5 of WANDS」
正位置
訴訟・切磋琢磨・野心の衝突・競争・対立・障害・不一致
逆位置
だまし合い・矛盾・意見の相違・潜在的な敵意・混乱・制御不能・一時休戦
若者たちが棒を振り回している様が描かれていますが、これは激しい闘争というよりは競技や小競り合いのように見受けられます。
未来ある若者が己の野心や目的の為に競い合うこのカードのように、自分の目標を達成するために時には周囲の人と切磋琢磨し合うことで更なる発展が見込めるでしょう。
ただ相手が良きライバルなのか、それとも敵意を持って挑んでくる厄介な人物なのか見定める必要もありそうです。
ワンドの6「6 of WANDS」
正位置
勝利・達成・成功・大きな進歩・相応の評価・承認・賞賛
逆位置
不信感・結果が出ない・悪評価・過去の栄光にすがる・傲慢な勝者・恐れ・裏切り
月桂樹の冠を被った男性が同じく月桂樹で出来たリースで飾られた棒を手に白馬に跨り、同様に棒を持った兵たちを従え進んでいる姿が描かれています。
このカードは勝利や達成、また兵たちを従えていることからリーダーという意味を持っています。
月桂樹の冠は名誉や勝利、栄光のシンボルです。大きな進歩に貢献したあなたの働きは多くの人に賞賛されることでしょう。
ワンドの7「7 of WANDS」
正位置
優位な立場・競い合う・挑戦的・一人勝ち・応戦・抵抗・維持
逆位置
努力の放棄・不利な状況・準備不足・撤退・降参・困惑・圧倒される
足元から6本の棒が突き上げられた男性が1本の棒を持ち、それらを凌ぐように構えています。複数の棒が突き上げられていることから複数人と競う、または攻撃されていることを表していますがあなたの立ち位置は彼らよりも高くにあり、有利な状況であることも示しています。
緊張感が続くような場面もあるかもしれませんが、自分を信じ着実に対処して進んでいくことでより優位な地位や立場につくことができるかもしれません。
ワンドの8「8 of WANDS」
正位置
チャンス・急展開・加速する・ゴール間近・素早い行動・迅速さ・結果が出る
逆位置
退屈・速すぎる・行き詰まり・遮断・制限・勢いを失う・停滞
広々とした大地に8本の棒が降り注いでいます。意識の外やチャンス、急展開という意味を持つこのカードは思いもよらない出来事が飛び込んでくる状況を示しています。
また広い大地は着地点、不動のゴールの象徴でもあります。今までなかなか辿り着かなかった目的地に急接近することがあるかもしれません。
ワンドの9「9 of WANDS」
正位置
守る・準備が整う・不屈の精神・ハンデを負う・臨戦態勢・遅延・中断
逆位置
障害・準備不足・疲れ果てる・諦める・逆境・消耗・災難
8本の並んだ棒を背景に、負傷した男性が1本の棒を握りしめ辺りを警戒するように見回しています。
このように攻撃を受けたり疲弊したりしながらも諦めずに抵抗の意思を持ち守りを固めることを示しています。苦しい状況ですが困難に立ち向かう力は十分に備わっています。
また負傷している様子からものごとの遅れや中断といった意味もあります。そのような場合も焦らずに達成する為の準備を進めましょう。
ワンドの10「10 of WANDS」
正位置
プレッシャー・限度・仕事が増える・責任・負担・あと少し・手放せない状況
逆位置
委任・責任の放棄・重圧からの解放・断念・限界・強い外圧
城へ向かう男性が描かれています。10本の棒を抱えながら進んでいますが前進するのが困難なほどに重く、彼の手には余るように見えます。
このカードは抱え込む、プレッシャーなどの意味を持ちます。大きな成果を見越して沢山のものを抱えることは相応の負荷が掛かります。期待通りのものが手に入れば良いのですが、その負荷が足を引っ張るようなことがあるかもしれません。
なんにせよ目的地は目の前です。進むことに精一杯で見えていないかもしれませんが、あと少しで結果を得ることが出来るでしょう。
ワンドのペイジ「PAGE of WANDS」
正位置
はじまり・挑戦・新鮮さ・新たな方向性・誠実・探検・潜在能力
逆位置
未熟・悪い知らせ・期待外れ・頼りない・志がない・無作法・熱心すぎる
手に持つ棒の頂点を見つめる若い男性が描かれています。このカードははじまり、挑戦、探検といった意味を持ちます。目線より高い位置を見つめる姿は向上心や強い意志を感じさせます。
まだまだ未熟ではあるものの、熱意を持って進んでいけば着実に目的地へと向かっていけるでしょう。
またペイジはその役目から伝達といった意味も持ち合わせています。何かの知らせが舞い込んだり、または年長者の存在が鍵になることがあるかもしれません。
ワンドのナイト「KNIGHT of WANDS」
正位置
大胆な行動・飛躍・自信・勇敢・情熱的・冒険心・出発
逆位置
自信過剰・短絡的・せっかち・図々しい・不発・身勝手・確執
甲冑姿の若者が荒々しい馬に乗り、一人地を駆けています。自信、勇敢、冒険心といった意味を持ち、目的に向かってパワフルに突き進んでいくことを示しています。失敗を恐れず勇気を持って進んでいくことで現状を突破していけるでしょう。
但し勢いが過ぎるとせっかちや身勝手の原因となり貴方に対する評価を下げかねません。
周囲への配慮を忘れず、エネルギーはあくまで目標へと集中して注ぎ込みましょう。
ワンドのクイーン「QUEEN of WANDS」
正位置
魅力的・献身的・おおらか・貞淑・高潔・気さく・社交的
逆位置
プライドが高い・嫉妬・飽き性・妨害・出しゃばり・欺瞞・不貞
棒とヒマワリを手に持ち玉座に座った女性が描かれています。このカードは魅力的、気さく、おおらかなどの意味を持ち明るくエネルギッシュな人物像を示しています。
何かを成す際には根を詰めたり、注力するあまり余裕のなくなる時もあると思います。ですがその分積み重ねてきたものがあることを思い出し、心のゆとりを得てください。周囲とのコミュニケーションもより円滑になり、目標達成の推進力へと繋がるでしょう。
ワンドのキング「KING of WANDS」
正位置
権威・指導力・決断力・達成・先見性・熱心・しなやか
逆位置
わがまま・視野が狭い・威張る・攻撃的・傲慢・杓子定規・独善的
棒を持ち炎をかたどった冠を被った男性が玉座に座っています。このカードは権威、指導力、達成といった意味を持ちます。非常に熱心でパワフルな人物を示しており、周囲の人々を力強く導いていきます。また情熱をもって推し進めてきた計画や目標がいよいよ達成間近です。今まで培ったものすべてを用いてやり抜きましょう。成果は勿論、今まで苦心してきた過程があなたの自信と力になるはずです。
カップの1(エース)「ACE of CUPS」
正位置
愛情・満足・感受性・歓喜・芸術性・豊穣・栄養
逆位置
情に流される・不足・感情的・精神的な疲労・偽り・創造性の欠如・不安定
雲から出た手の上に5本の水流が湧き上がるカップが乗っています。このカードは愛情、感受性、満足などの意味を持ち、それらが根源から豊かに溢れ出てくる様を表しています。感情や創造性が高まっている時です。創作や趣味など新しく何かを始めるきっかけが見つかるかもしれません。また豊かな水の流れのように物事がスムーズに進んでいくことでしょう。
カップの2「2 of CUPS」
正位置
恋愛・情熱・精神的な結びつき・絆・相性・友好関係・調和
逆位置
すれ違い・不釣り合いな関係性・緊張感・共依存・誤解・破談・不和
男女の若者が互いの手に持つカップの中身を交わし合おうとしています。このカードは恋愛、絆、精神的な結びつきを意味しており、愛情や感情の交流を示しています。新たに親密な人間関係が築かれたり、また問題がある場合は和解のきっかけが訪れるかもしれません。一方的ではないバランスの取れた関係性であることが大事です。
カップの3「3 of CUPS」
正位置
喜び・仲間・共感・団結力・交流・お祝い・陽気
逆位置
人間関係のトラブル・惰性・他人任せ・断絶・音信不通・派遣・自堕落
3人の乙女がカップを高く掲げており、その足元には豊かさや成果を象徴する作物が実っています。喜び、共感、交流という意味を持つこのカードは描かれたそのさまの通り、努力や苦労を重ねた結果得た実りを仲間と共に喜び合えることを示しています。祝ってもらうこともですが、周りの人が何かを成した際には素直に祝福をしてあげられると人間関係がより豊かに広がっていくことでしょう。
カップの4「4 of CUPS」
正位置
不満・行動力の欠如・欲求不満・マンネリ化・退屈・内省・倦怠感
逆位置
新たな展開・悩みの解消・過度な自己陶酔・引っ込み思案・解放・無関心・前兆
若い男性が木の下に座り、腕組みをしながら目の前に並んでいる3つのカップをじっと見つめていいます。彼の傍には小さな雲が浮かび、中から伸びた手がもう1つカップを差し出していますが気付くことはないようです。
並んだ3つのカップは既に手に入れているものを示しており、それを眺めてじっと座り込んでいる様からこのカードは現状に不満を持ちつつも行動を変える気はない状態を表わしています。
新たな展開や経験を得られるチャンスは視点を変えるだけで案外簡単に得られるかもしれません。
カップの5「5 of CUPS」
正位置
失う・見逃す・深い悲しみ・前向きになるのが困難・過去を悔やむ・自己憐憫・可能性
逆位置
新しい展開・乗り越える・不安や悩みの解消・再出発・立ち直る・復帰・しがらみ
黒いマントを着た人物が背を向け、倒れて中身の零れた3つのカップを眺めています。背後には2つのカップが残っていますが気付くことはありません。
失ったものに対しての喪失感が強く、そのことばかりに気を取られてしまいがちですがすべてを失ったわけではありません。また失うということは新たに得るものや変化が訪れるサインでもあります。状況を少しずつ受け入れ、そして残ったものを大切にしていくことでまた歩き出していけるようになるはずです。
カップの6「6 of CUPS」
正位置
思い出・ささやかな喜び・子供・過去・郷愁・伝統・純粋な気持ち
逆位置
幼稚・不快な記憶・感傷的・過去に固執する・慌ただしさ・未来・甘えすぎる
城の庭にて少年が白い花で飾られたカップの1つを少女に手渡そうとしています。
その光景は心を温め、郷愁を誘います。
このカードは子供の頃や過去の思い出を振り返ることで今の自分、そしてこれからの自分をより良く導くヒントを授けてくれることを示しています。
初心や純粋な思いを大事にしつつ、それを糧に先へと歩みを進めて下さい。
カップの7「7 of CUPS」
正位置
幻想・現実離れ・多様な選択肢・欲張り・優柔不断・虚栄心・我を失う
逆位置
地に足がつく・迷いがなくなる・賢明な判断・現実を受け入れる・努力できない・我に返る・決意
もやもやとした雲の中に様々なものを含ませたカップが7つ浮かび上がっています。手前の人物の正体は知れず、ただカップに魅了されたように宙を眺めている姿が描かれています。
多くの選択肢が浮かぶことで目移りしてしまい、先に進めなくなっている状態です。
すべては実態がなくあなたの願望や妄想といったものでできており、現実からは遠く離れています。
目標を絞る、優先順位をつける、そもそも本当に必要なのかを今一度精査するなど冷静な対応が求められています。
カップの8「8 of CUPS」
正位置
心境の変化・次の目的地・不満・失望・進歩・心残り・価値観の変化
逆位置
努力を続ける・大きな喜び・新しいことに目を向ける・飽きっぽい・諦めの悪さ・やり直す・現実を見る
杖を手にした男性が積み重ねられた8つのカップの許から立ち去ろうとしています。その姿からは覇気が感じられません。
心境の変化、不満、次の目的地といった意味を持つこのカードは今まで積み重ねてきた事柄や環境に不満や疑念を感じ、その場から離脱していくさまを表わしています。
失ってしまった新鮮さやわくわくとした気持ち、冒険心を思い起こさせるべく新たな物事へ向けて旅立つタイミングです。
カップの9「9 of CUPS」
正位置
願いが叶う・成功・不戦勝・幸せ・保証・権利の継承・充足感
逆位置
傲慢・自分に甘い・利己的な関係・面白くない・不満足・暴挙・詰めの甘さ
並べられた9つのカップを背にし、満足げに腕を組んで座っている男性が描かれています。
9つのカップは今まで積み上げてきたあなたの努力の成果です。このカードは夢が実現することを示しています。今はその幸せな気分を味わってください。
また、自分は何を得ていると満足できるのかということを改めて考えてみることで現状の充足に気付けたり、その為にこれから目指すべきものがはっきりわかるかもしれません。
カップの10「10 of CUPS」
正位置
幸福・充実・家族愛・喜び・心の豊かさ・共存・夢を叶える
逆位置
すれ違い・失望・人間関係の問題・友情を損なう・動揺・孤独感・不和
空に輝く虹の中に10のカップが浮かんでいます。その下には虹を向いて手を広げた夫婦と楽しそうに手を繋いで回る子供たち。いかにも幸せそうな光景です。
家族愛や心の豊かさ、喜びなどの意味を持つこのカードは家族や集団など人間関係における充実や願望の達成を示しています。また背景には自然や家も描かれており、物質や精神面なども満たされていることを表わしています。
カップのペイジ「PAGE of CUPS」
正位置
豊かな想像力・愉快・陽気・応用・独創的・芸術的才能・若々しさ
逆位置
未熟・現実逃避・スランプ・自己中心的・傾倒・誘惑・空想
花柄の衣装で着飾ったペイジが手に持ったカップの中から顔を覗かせている魚を熱心に見つめています。愉快、陽気、豊かな想像力などの意味を持つこのカードは想像を妨げることなく広げていくことで普段は思いつかないようなユニークなアイデアが生まれる可能性を示しています。
たまには無邪気な子供のようにイメージの世界で遊んでみるのもいいかもしれません。息抜きやリフレッシュに繋がるよい時間を過ごせることでしょう。
カップのナイト「KNIGHT of CUPS」
正位置
前進・進歩・優雅・人徳・ゆっくり・思いやり・感情表現
逆位置
流されやすい・不誠実・不機嫌・過敏・詐欺・深い感動・策略
一人の騎士がカップを手に持ち白馬に跨っています。その佇まいは決して荒々しくなく優雅です。
前進、進歩、ゆっくりなどの意味を持つこのカードはあなたを取り巻く物事が少しずつ進展していくことを示しています。焦らず豊かな心を持ったまま推し進めていくことで着実に良い方向へと向かっていきます。
カップのクイーン「QUEEN of CUPS」
正位置
包容力・具現化・育成・親切・協力的・豊かな感性・善良
逆位置
心を閉ざす・信頼できない・気まぐれ・排他的・管理・非協力的・心の疲弊
玉座に腰掛け、一際豪華なカップを見つめる女性が描かれています。包容力、具現化、豊かな感性などの意味を持つこのカードは感受性が豊かであり、そしてそれらから得たインスピレーションをきちんと形にする実行力を備えていることを示しています。
周囲の環境や実現可能かどうかなど現実的な側面も受け入れつつ、素晴らしいアイデアや想いをどう具現化できるか想像を巡らせてみて下さい。
カップのキング「KING of CUPS」
正位置
公明正大・芸術・心の成熟・感情の安定・寛大・聡明・父性
逆位置
強奪・一貫性がない・人を巧みに操作する・無神経・皮肉・他者を責める・冷淡
波打つ海の上に置かれた玉座にカップと笏を持つ男性が座っています。その背景にはイルカと船が描かれており、そのさまは遊び心や冒険心を表しているようです。
このカードは芸術、寛大、聡明などの意味を持ち、様々な出来事や感情が沸き起こったとしてもそれらにのまれることなく穏やかに状況を受け入れ、自らの糧にしていくことができることを示しています。その安定した心や振る舞いから助言を求められる事があるかもしれません。
ソードの1(エース)「ACE of SWORDS」
正位置
未来を切り開く・真実を見つめる・克服・勇気・明快さ・開拓・精神力
逆位置
混乱する・自暴自棄・考えすぎ・気難しい・残忍・思慮不足・強引
雲から伸びた手が剣を力強く握っています。未来を切り開く、真実を見つめる、勇気などの意味を持つこのカードはこれから未来に進むにあたり、今まで目を背けていたことや苦手なことなどを改めて確認する必要があることを示しています。
大きく成長するチャンスです。困難に思えるかもしれませんが、強い意志と冷静な目で一度自分を見つめ直してみてください。
ソードの2「2 of SWORDS」
正位置
公正な判断・難しい選択・精神的葛藤・迷い・板挟み・中立・均衡
逆位置
不公平・早とちり・不均衡・優柔不断・冷静さに欠ける・行き詰まり・偽装
目隠しをした女性が胸の前で2本の剣を交差させて座っており、その背後には不安定さを表す三日月が描かれています。このカードは公正な判断、難しい選択、精神的葛藤などの意味を持ち、現在自分の置かれている立場や判断において非常にバランス感覚を求められる状況であることを示しています。周囲の様子に気を配ることが大切ですが、同時に自分の安定を保つことを忘れないでください。
ソードの3「3 of SWORDS」
正位置
喪失・孤独・精神的苦痛・苦悩・裏切り・残虐・悲哀
逆位置
劣等感・不協和音・心の回復・多少の痛み・許し・悲しみを引きずる・喪失感
ハートを3本の剣が貫き、背景はどんよりとして暗く強い雨が降り注いでいます。
喪失、孤独、苦悩などの意味を持つこのカードはひどく傷ついたり深い悲しみを味わう可能性があることを示しています。
どうすることもできない虚しさやるせなさは受け入れることすら大きな苦痛を伴いますが、そこから癒しと成長のプロセスは始まります。
その為にはまず、怪我に対して適切な処置をする時と同じように今の自分がどのような状態であるかを静かに観察する必要があります。
ソードの4「4 of SWORDS」
正位置
タイミングをはかる
退却・休憩・充電・気晴らし・一時避難・内省
逆位置
再始動・解放・回復困難・瞑想・衰弱・予想外の休止・休憩不足
棺の上で手を合わせて眠る騎士が描かれています。
このカードは休息、充電、退却などの意味を持ち、今は心身ともに休息を必要としていることを示しています。疲労をとることは勿論、タイミングをはかる為に待つことや、物事を様々な視点で見直す為に立ち止まることなど、次の行動へ向けての仕切り直しをする時でもあります。
休むことも仕事の内という言葉があるように、今は思い切って静かに過ごすことを選択してみてください。
ソードの5「5 of SWORDS」
正位置
私利私欲・争い・対立・卑怯・嫌悪感・破壊・劣化
逆位置
敗北・損失・先に進む・屈辱・対立を避ける・失敗から学ぶ・無益な争い
剣を担いだ男性が背を向けて落胆した様子の若者たちを眺めて笑っています。
このカードは私利私欲、争い、卑怯などの意味を持ち、欲望の為に相手を攻撃したり傷付け合うことを表わしています。
自己の利益の為に誰かを傷付けてはいないか、また同じように誰かから傷付けられてはないかを振り返り、それが本当に必要な行いであるのかよく考えてみてください。
遺恨というものは今後の行く末に無用な影を落とします。
心当たりがある場合は出来るだけ早くその状況から抜け出せるよう尽力して下さい。
ソードの6「6 of SWORDS」
正位置
発想の転換・環境の変化・不要な考えを捨てる・移動・旅・転居・過渡期
逆位置
未解決・堂々めぐり・移行困難・変化への抵抗・流れに逆らう・不動・考えを改めない
6本の剣が突き立った小舟にマントを被った人物が乗っており、それを渡し守がどこか遠い所へと運んでいく様子が描かれています。
発想の転換、移動、過渡期などの意味を持つこのカードは現在置かれた苦しい状況から距離を置くということを示しています。今までになかった発想や考え方、人から得たきっかけなどから環境が変化し事態が好転していくかもしれません。
普段気にもしていないような自分の常態化した行動や考え方のクセについて一度意識を向けてみて下さい。
ソードの7「7 of SWORDS」
正位置
逃走・迷惑・ごまかし・卑劣・窃盗・不正行為・悪だくみ
逆位置
警戒心・助言・指導・捕まる・言い訳をしない・正攻法・誹謗中傷
戦場に設営された陣地を背景に、周囲に目を配りながら5本の剣を運んでいる男性が描かれています。
逃走、ごまかし、悪だくみなどの意味を持つこのカードは、正攻法以外のやり方でその場を凌ごうとすることを示しています。ある意味賢い、機転が利くなどと捉えられたりすることもあるかもしれません。しかしその行いによって心からの望みが叶うのか、叶えたとして気持ちが晴れやかになるのか、後ろめたさを抱えることにはならないか、実行する前に一度自分に問いかけてみて下さい。
ソードの8「8 of SWORDS」
正位置
制限・忍耐・束縛・被害者意識・不安定・孤立・危機
逆位置
自由・反対・出口を見出す・否定的な考えを改める・事故・困難・少しずつ好転する
布で目隠しと胴を縛られた女性が地に突き刺さった8本の剣に囲まれて立っています。
このカードは制限、忍耐、束縛などの意味を持ち、耐え忍ばなければならない状況であることを示しています。
しかしよく見ると拘束は緩く足元も自由であり、剣も四方を囲んでいるわけではない為歩き出してしまえばその場から逃れることができるような状況です。
どの様な要因が自分をそこに留めているのか感覚を研ぎ澄まして周囲を探ってみて下さい。自縄自縛の状態であることも稀ではありません。
ソードの9「9 of SWORDS」
正位置
失敗・絶望・心配・苦悶・後悔・自己非難・不眠症
逆位置
合理的な恐れ・心の整理・不安・激しさの軽減・客観的であること・否定的な考え方をやめる・誤解が解ける
寝間着姿の人物がベッドの上に座り、その顔を両手で覆い項垂れています。
心配、苦悶、自己避難などの意味を持つこのカードは様々な不安から絶望に打ちひしがれてしまうことを示しています。
しかしカードの背景は真っ暗であるものの窓などはなく、ここが現実かどうかもわかりません。また9本の剣が平行に並んでおり、出口のない堂々巡りの様な印象も与えます。
両手を下ろし顔を上げてみればどのような状況に囲まれているのかが正しくわかるはずです。少なくともあなたは今安心して嘆くことが出来るベッドの上にいることを忘れないで下さい。
ソードの10「10 of SWORDS」
正位置
不運・最悪の状況・終わり・敗北・裏切られる・悪い知らせ・落胆
逆位置
好転する・復活・治癒・光明・一時的な成功・逆境からの解放・予期せぬ出会い
10本もの剣に刺されうつ伏せに倒れている人物が描かれています。
このカードは不運、敗北、落胆など物事が悪い結末を迎えることを示しています。ただ、背後に浮かぶ夜明けの景色が表しているように最悪の状況は間もなく過ぎ去ろうとしています。
その後に訪れる新たな一日の始まりと共に再び立ち上がることがきっとできるはずです。
ソードのペイジ「PAGE of SWORDS」
正位置
理想主義・警戒心・諜報活動・洞察力・明るい・好奇心が強い・駆け引き上手
逆位置
不信感・愚かな考え・影響されやすい・隠れた敵・予測不能・狡猾・判断ミス
若者が見晴らしの良い場所に立ち、周囲を警戒するように剣を掲げて佇んでいます。
このカードは警戒心、諜報活動、洞察力などの意味を持ち、目的を達成する為に必要な情報を収集、精査したりしながら次の段階に備えることを示しています。
慎重でありながらも好奇心を失うことなく行動していくことで実現する為に必要なものが集まってくることでしょう。
ソードのナイト「KNIGHT of SWORDS」
正位置
スピード・無遠慮・理路整然・機転が利く・大胆な考え・果敢・演説
逆位置
焦り・意固地・無鉄砲・強引・軽率・浪費・フライング
白馬に乗り勇猛果敢に突き進む騎士の姿が描かれています。
スピード、理路整然、大胆な考えなどの意味を持つこのカードは迅速、的確に物事を行動に移すべき時であることを表わしています。迷いを無くし思い切ってやるべきことに集中することで勢いがつき大きな進展が望めます。
ソードのクイーン「QUEEN of SWORDS」
正位置
知性・受容・素早い・察しが良い・率直・悲嘆・秘めた悲しみ
逆位置
批判的・巧妙・毒舌・冷淡・無神経・偏見・隙がない
冠を被り厳しい表情をした女性が剣を手に持ち、玉座に座っている姿が描かれています。知性、受容、秘めた悲しみなどの意味を持つこのカードは、喜びや悲しみなど様々なものを全て受け入れながらも芯を失わない確かな意志を持つことを意味します。
多くの経験を活かして合理的かつ自らを損なわない判断を選択していける時です。
ソードのキング「KING of SWORDS」
正位置
理性的・厳格さ・裁き・真実を求める・合理性・倫理・賢明
逆位置
権威の悪用・悪意・冷酷・覚悟がない・野蛮・道義に反する・残虐性
剣を携えた男性が厳格な表情で玉座に座っています。理性的、裁き、賢明などの意味を持つこのカードは今まで培ってきた能力と経験で困難な事象にも対応していけることを示しています。
時には何かを切り捨てなければならない場面も出てくるかもしれません。冷静さを保ち、集めた情報から総合的に物事を見て判断することで問題の解決に繋がっていくことでしょう。
ペンタクルの1(エース)「ACE of PENTACLES」
正位置
物質的成功・新たなチャンス・成功する可能性・次にすべきこと・財産・収入・有頂天
逆位置
チャンスを逃す・地に足がつかない・出費・金銭トラブル・利益優先・悪知恵・損失
雲から伸びた大きな手が五芒星の描かれたコインを掌に載せています。物質的成功、新たなチャンス、収入などの意味を持つこのカードは物質的なものなどはっきりと目に見える形で今までの成果を得られることを示しています。またその成果をもとに更なるチャンスへと繋げていくことができそうです。
ペンタクルの2「2 of PENTACLES」
正位置
器用・臨機応変・困難な状況・バランス感覚・柔軟性・順応できる・気晴らし
逆位置
暗礁・いい加減・疲弊・手に負えない・一点集中すべき・二転三転・対人関係の悪化
両手に紐が八の字に掛けられたコインを持ちそのまま軽快そうな仕草をしている男性、そしてその背景には荒波に乗った船が描かれています。
臨機応変、困難な状況、バランス感覚などの意味を持つこのカードは複数の物事を同時に成立させることを示しています。
重要な仕事を抱えていても遊びの時間をきちんと作るなど全く違うことに取り組むことで気分転換もでき双方に良い作用を生み出してくれるはずです。
ペンタクルの3「3 of PENTACLES」
正位置
成果・専門性・チームワーク・協力・認知能力・積み重ね・構築
逆位置
凡庸・未完成・優先順位の確認・意見の相違・纏まりのなさ・杜撰・中途半端
建設中の建物についてそれぞれ立場の違う人々が意見を出し合っているような場面が描かれています。
成果、チームワーク、積み重ねなどの意味を持つこのカードは検討や修正を重ねながら地道な作業を繰り返すことで大きな成果に結びつくことを示しています。
現在は未完成であったり発展途上の状態ではあるものの、周囲からは自分で思っていたよりも高い評価を受けたり、またそれを受けて新たな出会いがあるかもしれません。
ペンタクルの4「4 of PENTACLES」
正位置
経済基盤・富への執着・財政の安定・こだわり・保持・貯蓄・相続
逆位置
強欲・手放す・浪費・思わぬ出費・私利私欲・唯物主義・経営破綻
王冠を被り4つのコインを抱え込む男性が描かれています。
経済基盤、財政の安定、こだわりなどの意味を持つこのカードはプライドや権力、安定に由来する物質的執着が非常に強い状態であることを示しています。
蓄えることは決して悪いことではありません。ですが活用する予定があるなど目的を持っている為であることが健全だといえます。
定期的にいくらかは手放す、消費することを予め決めて実行しておくといざという時に使うことを躊躇ったり、執着故の周囲との摩擦や余計な衝突を生み出さずに済むのではないでしょうか。
ペンタクルの5「5 of PENTACLES」
正位置
損失・困難・貧困・不健康・社会や集団からの拒絶・やけになる・精神的苦痛
逆位置
混乱・不和・無秩序・状況の改善・異変・債務超過・失職
雪が降りしきる夜にボロボロの衣服を纏った素足の女性と怪我をした男性が描かれています。
損失、貧困、不健康などの意味を持つこのカードは物質的、肉体的困難である状況とそれらから湧き上がる精神的不安、苦痛を示しています。
余裕がなくなると心も荒んでいきますし、荒んだ心は判断能力を鈍らせより事態を悪化させます。
辛い時かもしれませんが、思い誤らず慎重な姿勢を心掛けるべきです。
ペンタクルの6「6 of PENTACLES」
正位置
対等・援助・バランス調整・慈善・福祉・贈与・寄付
逆位置
お節介・狭量・出し惜しみ・下心・ありがたみの欠如・貪欲・妬み
片手に天秤を持ち裕福な格好をした男性が貧しそうな装いをした人々にコインを渡しています。
対等、援助、寄付などの意味を持つこのカードは余裕があるものや多く持ち過ぎているものを足りない人へと必要なだけ分け与えることを示しています。気持ちや労働力など形のないものでも構いません。
分け与えることで自分の恵まれた環境に気付けたり、他者の状況が改善することによって自身の抱えている物事がよりスムーズに進んでいくかもしれません。
ペンタクルの7「7 of PENTACLES」
正位置
成果報酬・独創性・投資・長期戦略・忍耐強い・節目・不満
逆位置
放棄・方向転換・時間をかけすぎる・計算違い・我慢できない・投資への不安・乏しい計画
若い男性が鍬に寄りかかりながら実った植物を浮かない顔で眺めています。
成果報酬、長期戦略、不満などの意味を持つこのカードは今まで取り組んできた物事に一定の成果が表れ始めたものの、その内容に満足できないことを示しています。
望んでいた形ではなかったとしてもこれまでの努力は決して無駄ではありません。自分を労い、より大きな成果を目指して気持ちを新たに先へと進んでいきましょう。
ペンタクルの8「8 of PENTACLES」
正位置
勤勉・鍛錬・技術の習得・見習い・職人気質・プライドを持つ・物を作る
逆位置
野心の欠如・乱雑・完璧主義・決まりきった・反復作業・技術の欠如・小手先
職人がコインに五芒星を刻んでいる作業風景が描かれています。
勤勉、鍛錬、職人気質などの意味を持つこのカードは目指していることに対する行いを着実に積み上げていくことが大切であることを示しています。代り映えのない状況に飽きてしまったり無駄に思えたり、はたまた終わりが見えずに不安になってしまうこともあるかもしれません。しかしその時間や経験そのものが学びでもあります。一定の成果が訪れるまで、今は腐らず努力を続けてみて下さい
ペンタクルの9「9 of PENTACLES」
正位置
出世・豊かさ・経済的独立・後ろ盾・安泰・余暇・文化
逆位置
浪費・信用を失う・身勝手・不遇・贅沢・分不相応・阻害
手に鳥を乗せた女性がぶどうの沢山実った庭園を優雅に歩いています。
出世、経済的独立、安泰などの意味を持つこのカードは今まで積み重ねてきた努力や腐心のお陰で豊かな環境を手に入れられることを示しています。
自らの力を培い、時には人々に提供する。それを楽しんで行う事で良い循環が生まれ益々豊かになっていけることでしょう。
ペンタクルの10「10 of PENTACLES」
正位置
蓄財・繁栄・確立・遺産・継承・確固たる地位・記録
逆位置
規模の縮小・経済不安・思いがけない変化・不安定な状況・相続問題・自転車操業・損害
立派な家屋に3世代の一家と犬が2頭描かれています。
繁栄、遺産、継承などの意味を持つこのカードは自分の力は勿論、家族や周囲の人間に支えられて成功を手に入れることを示しています。一人で出来ることには限界があります。家族や友人から過去の偉人、遠くの世界に住む人まで様々な人々の力を借りることでより大きな成果を手に入れることが出来るでしょう。またその際は相手に対して感謝の気持ちを忘れないことが肝要です。
ペンタクルのペイジ「PAGE of PENTACLES」
正位置
安定志向・探求心・堅実・研究・技能・新企画・勤勉
逆位置
視野の狭さ・実力不足・絵空事・無駄な浪費・チャンスを逃す・評判を落とす・突飛
若者が手に持った五芒星のコインを熱心に見つめています。
安定志向、探求心、技能などの意味を持つこのカードは望みに向けて地道に貪欲に努力することで成果を出していけることを示しています。目標を達成することで何を得られるのかを今一度明確にすることでその為の手段やアイデアを積極的に取り入れ、熱意高く行動していける時。堅実がキーワードです。
ペンタクルのナイト「KNIGHT of PENTACLES」
正位置
現実主義・勤勉・着実な進歩・手堅さ・実行力・計画に忠実・用意周到
逆位置
停滞・不注意・頑固・裏目に出る・遊びがない・退屈・鈍感
馬具を着け重厚さを感じさせる佇まいの馬に鎧を纏った騎士がコインを手に持ち跨っています。
現実主義、着実な進歩、実行力などの意味を持つこのカードは身に着けた実力で臆することなく物事を達成していけることを示しています。計画を立てたり必要なものを用意したりと事前準備をしっかりと行う事で急な変更にも対応でき、安定した状態で成功までの道のりをしっかりと歩むことが出来ます。
ペンタクルのクイーン「QUEEN of PENTACLES」
正位置
しっかり者・問題解決能力・要領の良い・気配り・庇護・穏やか・有益
逆位置
人任せ・不信感・偏屈・気が利かない・無頓着・打ち解けすぎる・疑念
自然に囲まれた場所で玉座に座った女性が両手で手に持つコインをしっかりと見つめています。
しっかり者、気配り、有益などの意味を持つこのカードは望みを叶えた、または叶える寸前である為に精神的な余裕を持てている状態であることを示しています。誰かの為に行動を起こしたり相談を受けたりすることもあるかもしれません。また新たな課題や今後の展望に思いを馳せるなど豊かな時間を持つこともできるでしょう。
ペンタクルのキング「KING of PENTACLES」
正位置
数学的才能・勇猛・社会的成功・心強い支援者・注目を集める・商才・実力者
逆位置
物欲主義・汚職・頑迷・高慢・過重労働・金銭トラブル・杜撰な資産管理
沢山の植物に囲まれた玉座に座る男性がいます。多くのものを身に着けていますが、その表情は力強そうでありながらも浮かない様子です。
勇猛、社会的成功、心強い支援者などの意味を持つこのカードは多くのことを成し遂げ、沢山のものを手に入れた豊かな状態を示しています。これまでの努力は並大抵のものではないはずです。抱えるものが多い分維持をするのにも苦労するかと思いますが、これからも周囲への感謝を忘れずそしてここまで辿り着いた自分の力を信じて歩んでいってください。