この記事ではこちらで紹介したカードワンドの4「4 of WANDS」について詳しく解説していきます。
ワンドの4「4 of WANDS」の基本的な意味
◆ 正位置
- 安定・祝福・達成感
- 家庭的幸福・安心できる環境
- 仲間と喜びを分かち合う
- 節目の成功・安心できるゴールの一つ
◆ 逆位置
- 安定の一歩手前・小さな不和
- 中途半端な成果・祝福の延期
- 表面的な平和・居心地の悪さ
- 場所や人間関係に馴染めない感じ
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 安定に向けた再調整の時期
- 今の違和感は、自分に合う場所を探すための気づき
- 小さな改善で、心地よい環境が整っていく
- 喜びは遅れて訪れる可能性が高い
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 花で飾られた4本のワンドのアーチ:祝福・結婚式・成功の象徴
- 踊る人々・手を振る人物:喜びの共有、仲間との祝福、コミュニティ
- 背景の城や建物:安定、守られた空間、家庭や職場などの基盤
◆ 数字「4」の意味
- 安定・基盤・構築された安全ゾーン
- 目に見える形での結果や成果
- 「動」の3から「静」への転換点で、次の展開への準備段階
仕事運における意味
◆ 正位置
- 職場での安定や評価の確立
- プロジェクトの一区切り・成功の実感
- チームワークの良さ・社内での信頼構築
- 目標達成に向けた安心感
◆ 逆位置
- 成果に対する不満・まだ物足りなさを感じる
- 周囲との温度差・ちょっとした不和
- 居心地が悪い・評価されていないと感じる
- 安定するまでにもう少し時間がかかる
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 真の安定に向けて調整中の段階
- 感じている違和感が改善へのヒント
- 今の場所を見直すことで、本当に望む環境に近づける
対人運における意味
◆ 正位置
- 家族や仲間との信頼関係の確立
- コミュニティの中での心の居場所
- 友情・信頼・和やかな人間関係
- 和解・歓迎・再会などの喜び
◆ 逆位置
- 人間関係にどこかぎこちなさや距離を感じる
- 仲間の輪に入れない感覚
- 喜びを共有できずに孤独感を抱える
- 表面上は良くても、深い結びつきに欠ける
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 本当の仲間を見つけるための過渡期
- 外側の調和ではなく、内面的な絆の構築が始まる
- 一人になる時間が、新たな信頼関係を生む土台になる
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 結婚・婚約・同棲など「形」に現れる安定した関係
- 恋人との未来が見える段階
- 家族に紹介・周囲にも祝福される恋愛
- 幸福で安心できる関係性
◆ 逆位置
- 恋人との将来に対して不安や迷いが出る
- 周囲からの反対・家族の不和など外的要因
- 形にするにはもう少し準備が必要
- 心の距離や価値観のずれを感じることも
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 時間をかけて築くことで、真に安定した関係が可能
- 一時的な揺れが、関係をより強くするきっかけに
- 本当に心地よいパートナーシップを築くための学び
金運における意味
◆ 正位置
- 収支が安定し、安心できる金銭状況
- 家や土地など「形ある資産」の獲得
- 家族や仲間とのお金の関係が良好
- 喜びをお金で共有できるタイミング(旅行・贈り物など)
◆ 逆位置
- 支出がかさみ、安定を感じにくい
- 家族やパートナーとの金銭的価値観のズレ
- 金銭的には悪くないが「不安」が先に立つ
- 経済的な安心感を得るにはあと一歩
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 不安定さを意識することで、より堅実な財政計画が立てられる
- 今のうちに見直せば、将来的な大きな安心につながる
- 金運が「家族・人との絆」によって高まる可能性もある
「ワンドの4」は「動き」のワンドにおいて珍しく「安定と喜び」がキーワードとなるカードです。物事の一つの到達点や小さなゴールを示し、「祝福される安心感」が得られるタイミングを象徴しています。
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