この記事ではこちらで紹介したカードワンドの9「9 of WANDS」について詳しく解説していきます。
ワンドの9「9 of WANDS」の基本的な意味
◆ 正位置
- 警戒・用心深さ
- 傷つきながらも立ち続ける強さ
- 粘り強さ・最後の踏ん張り
- トラブルを乗り越えての防衛・守りの姿勢
◆ 逆位置
- 疲弊・疑心暗鬼・心が閉じる
- 過去のトラウマに縛られる
- 自分で自分を守りすぎて孤立
- 諦め・挫折感
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 過去の傷を癒すタイミング
- 不要な警戒心を手放すことで人との関係が開かれる
- 今は一旦休み、再起のチャンスを準備できる
- 心の防御を解いて、本当の強さに気づく
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 頭に包帯を巻いた男性:過去の傷・それでも立ち上がる勇気
- 背後の8本のワンド:これまでの経験・支え・試練
- 持っている1本のワンド:自分の意思・信念を持ち続ける姿勢
◆ 数字「9」の意味
- 完成間近・最終局面
- 試練の最終段階・自己完結
- 終わりと新たな始まりの前段階
仕事運における意味
◆ 正位置
- 苦境の中でも粘り強く頑張れる
- 最後まで諦めずに踏ん張る
- 過去の経験が役立つ
- 警戒心が功を奏し、トラブルを未然に防げる
◆ 逆位置
- 疲れが溜まり、意欲が低下
- 新しい挑戦を避けてしまう
- 周囲を信じられず孤立する
- 防衛的になりすぎて成長を妨げる
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- これまでの頑張りを振り返り、戦略の見直しを図る時
- 今は一旦手を止め、心身を整えることで次に備えられる
- 周囲に助けを求めることで突破口が開ける
対人運における意味
◆ 正位置
- 人間関係における慎重さ
- 裏切りや傷を乗り越えた信頼関係
- 警戒しながらも関係を続ける意思
- トラブル回避能力が高い
◆ 逆位置
- 疑いすぎて心を閉ざす
- 人間関係で過去のトラウマを引きずる
- 誤解やすれ違いが広がる
- 仲間の存在を拒絶する傾向
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 本当に信じられる人を見極めるチャンス
- 心のバリアを緩めることで信頼関係が深まる
- 古い人間関係を整理し、新しい縁を受け入れる準備期間
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 傷ついた過去を抱えながらも恋に向き合う
- 慎重ながらも関係を守りたい気持ち
- 相手との関係に忍耐と努力を注ぐ姿勢
- 諦めない愛
◆ 逆位置
- 恋愛に対する不信感
- トラウマや過去の失恋に囚われすぎて前に進めない
- 相手に心を開けない
- 自分を守りすぎて恋のチャンスを逃す
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 恋愛に対する価値観を見直す良い機会
- 心の壁を少しずつ下ろすことで真の愛が育つ
- 無理をせず、自分を癒す時間を取ることで幸せが近づく
金運における意味
◆ 正位置
- 無駄遣いを防ぐための慎重な判断
- 節約意識が功を奏する
- 金銭トラブルに対する防御ができている
- 貯蓄を守り抜く強い意志
◆ 逆位置
- 過度な節約や不安による消極的姿勢
- お金に対する恐れや不信が強まる
- チャンスを逃す可能性
- 金銭トラブルに敏感になりすぎて行動が止まる
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 金銭への過剰な不安を手放すことで流れが良くなる
- リスクを見極めた上で新しい収入の道を模索できる
- 安定した金運を得るためのメンタル調整期
「ワンドの9」は「過去の経験や傷を乗り越え、なおも立ち上がる強さ」を象徴します。警戒心と粘り強さが武器になる時期です。逆位置では「休息と癒し」「警戒の緩和」がテーマになり、内面を整える大切なタイミングを示唆します。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
また一連の大アルカナ小アルカナのカードについて簡単に紹介している記事はこちらです。