この記事ではこちらで紹介したカード21・世界「THE WORLD」について詳しく解説していきます。
21・世界「THE WORLD」の基本的な意味
◆ 正位置
- 完成・達成・成功・統合
- 目標の実現・プロジェクトの完結
- バランス・調和・世界との一体感
- 終わりと新たな始まりの祝福
◆ 逆位置
- 未完成・中途半端・停滞
- 達成目前での迷いや妨害
- 不安・迷い・不調和
- 完結への抵抗・準備不足
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- ゴールは近い、あと一歩で完成
- 小さな調整で全体が整う時
- 今立ち止まることで、より確かな結果に
- 達成の「質」を見直すチャンス
カードに含まれるモチーフ・数字の意味
◆ 主なモチーフと意味

- 踊る女性:自由、完成された存在、魂の解放
- リース(円環):永遠、宇宙、完成、サイクルの終わりと再生
- 四隅の存在(獅子・牡牛・鷲・天使):四大元素・四季・四方・普遍の法則
- 赤いリボン:エネルギーの循環と結合の象徴
◆ 数字「21」の意味
- 2(関係性・調和)+1(始まり)=統合と完成
- タロット大アルカナの最終番号=物語の「終章」
- すべての要素が集まり、統一される数字
仕事運における意味
◆ 正位置
- プロジェクトや業務の成功と完成
- 評価・昇進・満足感のある結果
- 海外や多文化との関わりが発展
- 長期計画の成就・集大成の時
◆ 逆位置
- ゴール直前での挫折や遅れ
- 完成を急ぐあまりクオリティが落ちる
- 複数のことに手を出しすぎて収拾がつかない
- 成果が出ているのに実感できない
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 着実に仕上げていけば成功は目前
- 成果の実感は遅れてやってくるが確実
- 細部の見直しが最終的な完成度を上げる鍵
対人運における意味
◆ 正位置
- バランスの取れた人間関係
- 国際的な交流・多様な価値観との共存
- 信頼と安心に満ちた絆
- 長年の付き合いの成熟と発展
◆ 逆位置
- 関係の未成熟・心のすれ違い
- 表面的な付き合いに終始する
- 結びつきが浅く、深まらない関係性
- 距離のある関係や誤解の余地
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 関係を深めるための「最後のひと押し」が必要
- 多様な価値観に開かれることで調和が生まれる
- お互いの違いを受け入れることが世界を広げる鍵
恋愛運における意味
◆ 正位置
- 運命的な恋・理想的なパートナーシップ
- 結婚や関係の完成・魂の融合
- 相手との関係が円熟し、次の段階へ
- お互いが人生の伴侶として機能する
◆ 逆位置
- 恋愛が中途半端・結婚やゴールに踏み出せない
- 心のどこかで「これでいいのか」と迷いがある
- 本音を出し切れていない・外見的な関係にとどまる
- 理想を追いすぎて現実を見失う
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 関係を一歩進めるには時間と対話が必要
- 完璧さにこだわらず、「いまある幸せ」に目を向ける
- ゴールは目前、心の準備を整える時期
金運における意味
◆ 正位置
- 長期的に安定した豊かさ
- 海外取引や輸出入、投資での成功
- 節度ある使い方が好結果をもたらす
- 財政的ゴールの達成・報酬の獲得
◆ 逆位置
- 完成間近のプロジェクトが遅延し利益も停滞
- お金の使い方が散漫になりやすい
- ゴールに対する見通しが甘い
- 投資先や金銭計画の見直しが必要
◆ 逆位置をポジティブに捉えるなら…
- 少し調整すれば大きな実りを得られる
- 一度立ち止まって計画を確認すれば、安心が戻る
- 節度ある行動で本来の金運が戻ってくる
「世界」は大アルカナの最終カードであり、「ひとつの物語の完成」を表します。それは同時に新たな旅の始まりでもあります。正位置はまさに「祝福された完成」を意味し、逆位置でも「未完の美」「完成のための最後の調整」など前向きなメッセージを秘めています。
他の各カードの意味も解説しています。是非読んでみて下さい。
また一連の大アルカナ小アルカナのカードについて簡単に紹介している記事はこちらです。